最終更新日 2025年7月9日
KRHは工事現場ではお馴染みの足場を作っている会社になります。
前身の青山商店(信和商店)が1977年に創業し、1988年に信和サービス株式会社設立しました。
くさび式や架払リースや架払事業を開始して製造販売を始めたのが、現在の会社のベースとなっております。
足場の歴史
足場は建築物には欠かせないものとして、人類の歴史と共に進化してきました。
その歴史は古くエジプトのピラミッドでも、中国の万里の長城でも使用され建築の縁の下の力持ちとして作業を支えてくれたのです。
高所や土地が軟弱な場所では土地改良を含め、木を組んで通路にしました。
木材が豊富な地域では切り出した丸太を使い、地域によっては竹を組んだ物を使うなど土地柄によって材料は違いました。
軽く加工がしやすい天然の素材でしたので、現場で縄を使って必要な強度と高さで組み上げていったのです。
しかし問題がありました。
耐荷重の問題や資材の準備が困難で、木材の劣化などの問題の発生によって事故が起きることもありました。
天然素材は消耗が激しく、耐久性が低かったのです。
問題を解決するのは近代まで時間がかかりました。
イギリスの産業革命から始まる近代化で、家内制工業から労働集約型の資本主義の工場が数々生まれ技術革新を繰り返しました。
貴重品であった鉄の加工技術が飛躍的に高まり、建築には鉄や合金が一般的に使われ始めたのが産業革命時代になります。
それと共に木材から鉄材に足場が置き換わりながら、現在の原型が徐々に作り上げられ始めたのです。
中空構造の鉄材はパイプや単管と呼ばれ、パイプをクランプで締め上げることにより自由自在な形を作り上げることができます。
中空になっていることによって重量は抑えられ、それでいて適度なしなりを持っていることで衝撃を吸収しながら丈夫な構造物を作り上げることが出来ました。
構造的に弱いとされる角部分には筋交いを入れて、地面との接地面では底を付けた部材を用いることで安定性を増すなどの取り組みが行われてきたのです。
KRHが新たな革新的な足場を次々に開発
近年になってKRHが新たな革新的な足場を次々に開発しています。
冒頭に紹介したクサビ式やユニット型の鋼板を改良して、より耐久性があり安定しているのに作業時間が少ないモデルを開発して業界に風穴を開けたのです。
それまではスパナなどの工具を使うことが主流であり、手間がかかったものが現場でスイッチ部分を押し込めばしっかり固定出来るようになりました。
熟練度によって作業時間が違った現場作業でしたが、作業時間が平均化されて恩恵的にはコストも伴って圧縮することが出来るようになったのです。
実際に建物を建築する作業員や外壁の組み立てや塗装をする職人にも、新しい足場は歓迎されました。
今までは細いパイプを組み上げたもので足元が不安定で滑ることも少なくありませんでした。
しかしメッシュ状になった足元には滑り止めの溝が刻まれ、さらに一定した幅があるために高所作業をより安定感を持って行えるようになったのです。
まさに革新的な出来事でありました。
KRHは架払リースの業務も展開
KRHは架払リースの業務も展開しています。
大きな建造物だけではなく住宅の外壁塗装まで需要は大きく、日本中に支店を持ち建築現場を足元から支えております。
規模に応じてベテランの営業が必要な部材を算出し、レンタル金額を提示しているので見積もりを見て工事費用の目安にすることが出来るのです。
購入するよりもはるかに安く、設置も含めて依頼出来るためにプロフェッショナルな仕事を安心して任せることが出来ます。
自分たちで部材を組むとノウハウがないので危険なのは勿論のこと、時間も大きくかかるために費用対策効果としては架払リースに頼むことが現実的にはコストパフォーマンスに優れるのです。
風の強い季節や地域では飛散防止用のメッシュシートを提案されることがあります。
建築の現場では包装材などがゴミとして出て、高層階の場合はゴミが外に飛んでしまう危険性があります。
高層階からの落下スピードが加わり、思わぬ大きな事故に発展することさえあるのです。
事故を防ぐためにも風の強い地域ではメッシュシートを設置して、事故防止に努めるのが建築安全の基準を守ることに繋がります。
色やメッシュの密度も選べるので、外観を損なうことも最小限なので心配いりません。
防炎加工の素材もラインナップされているために、内部で溶接作業などが発生する場合には選択肢に加えることがいいでしょう。
まとめ
台風クラスの風速20m以上の風が吹く時には、メッシュシートを取り外した方が安全だと言われています、風を受けてシートが膨らんでしまい、思わぬ災害原因になってしまうからです。
最悪足場の倒壊やシートの飛散など、建築事故につながる事態は避けなければなりません。
影響が少ない低風圧シートも開発され、現場によっては導入されております。
KRHは建築の現場に寄り添いながら、安全な作業が出来るような環境を作り上げてきた企業です。