輸入物販のメリットとデメリット

輸入物販

最終更新日 2025年7月9日

(1)事業モデル自体が非常にシンプル

輸入物販を行うメリットは何かと言うと、まず事業モデル自体が非常にシンプルという点です。

基本的に輸入物販は物を安く仕入れて高く売るという事が本質です。

特に複雑な取引がある訳でもないので、基本的な英語さえ使えれば初心者でもやりやすいビジネスの1つとして挙げられます。

また個人事業主や1人株式会社でも運営する事が出来るというのもメリットです。

輸入物販では会社の規模は全く関係ありません。

長く貿易をしていたり、沢山社員がいるにもかかわらず少ししか利益を上げられない会社も沢山あります。

その一方で1人でビジネスを行っていても大きな利益を出している所もあるので、個人事業主だからとか1人株式会社だからといって自分を卑下する必要もありません。

アドロジも言ってますが、取引先とも臆する事無く、堂々と取引をすれば良いです。

 

(2)新規事業を行う上でリスクが小さい

他にも新規事業を行う上で、リスクが小さいというのもメリットとして挙げられます。

まだ誰も輸入していないような新しいものを思いついたら、思い切ってやった方が良いです。

何故なら輸入ビジネスはリスクが少ないからです。

最大のリスクは何かといったら、輸入した商品が全て不良品で売り物にならなかったり、悪質業者に騙されてお金を払ったのに商品が送られてこず、全てパーになってしまった位です。

しかし他の事業だと、始めるのに多額の資金が必要だったり、多額の借金を抱える事もあります。

輸入ビジネスでは基本的にこうした事もないので、安心して行う事が可能です。

それでも注意すべきポイントはあります。

 

(3)適切な在庫コントロールを常にしておく

それは適切な在庫コントロールを常にしておく事です。

これさえおさえておけば多額の損失で頭を抱える事はありません。

それから利益を出す為に自分が全て動く必要がないというのも魅力です。

輸入ビジネスは、何らかのサービスを提供してお金をもらう訳ではありません。

何か求めている人に対して、物を供給するだけのビジネスです。

だから利益を出す為に自分の大切な時間を使って切り売りする必要は一切ありません。

もちろんどんな商品を輸入するかのリサーチは必要ですが、この作業ですら自分で行わなくても良いです。

何故なら外部に委託する事が出来るからです。

輸入物販ビジネスにはリサーチや発送業務、管理業務に荷受業務、さらにはラベルの貼り付け作業等色々な仕事があります。

これらを全て自分でやるとなると、いくら時間があっても足りません。

しかしこれらは事前にマニュアルを作っておけば、誰でも出来る作業ばかりです。

その為マニュアルを作って、外注してしまえば自分の時間はなくなる事無く、他の作業を行う事も出来ます。

 

(4)環境が整っている

あと環境が整っているというのもメリットです。

輸入物販をやる環境は一昔前と比べても断然やりやすくなっています。

中でもインターネットの発達は大きなポイントです。

インターネットの出現によって世界は変わり、物やサービスがいとも簡単に国境を越えて提供出来るようになりました。

また外注先の確保も、情報の収集もインターネットのおかげで以前と比べても簡単です。

さらに自由貿易が世界で進む事で、関税がかからなくなったというのも大きいですし、LCC等の格安航空会社の発達も環境を整える大きな要因の1つです。

 

(5)外国との取引になると言葉の壁がある

その一方でデメリットもいくつかあります。

まず言葉の壁があるという点です。

外国との取引になると、どうしても言葉が中々通じず困ってしまうという事が残念ですがあります。

もちろん英語が使えれば問題ないのですが、使えない場合は苦戦する事になります。

そういう場合は、それを補うツールや人材を確保しましょう。

例えばパソコンで翻訳機能を使えば、ほとんどの英語を一瞬で日本語に変換する事が可能です。

ただこの翻訳機能もまだ完璧ではない為、ところどころミスが出てしまいます。

小さなミスであれば良いのですが、大きなミスだとこれが損失にもつながるので注意が必要です。

 

(6)不良品が送られてくる事がある

また不良品が送られてくる事があるというのもデメリットです。

日本国内で取引をしていると、不良品が送られてくるという事はほとんどありません。

しかし海外と取引をする場合は、残念ですが頻繁に起こってしまいます。

対策としては、あらかじめ契約でどこまでが良品で、どこからが不良品であるという事をはっきりと決めておく事です。

そうする事で不良品率をかなり下げる事が出来ます。

それでも流石にゼロにする事は出来ないので、それも見越して値段をつけるようにすると良いです。

他にも輸入の知識がないと大損する恐れがあるというのもデメリットとして挙げられます。

例えば日本では商標権を侵害している商品は、輸入禁制品として輸入する事が出来ません。

商標権がある商品を輸入する場合は、輸出する側が正規のライセンスを持っている事を証明する書類が必要です。

しかし日本に輸入する時にこの書類が提出出来ないと、せっかく輸入したのに全て戻されたり、場合によっては破棄命令が出される事もあります。

そうすると、これら全ての費用負担は輸入者にある為、大きな損失を負う事になるので注意しましょう。

このように輸入物販にはメリットとデメリットの両方があるので、よく見極めて行うと失敗しないで済みます。