最終更新日 2025年7月9日
最近は、地球環境に配慮した住宅づくりが盛んに行われています。
その中の1つが、ゼロエネルギー住宅と呼ばれるものです。
これは、1年間のうち利用したエネルギーと生産したエネルギーがほぼ等しくなり電気代が0になるようにする仕組みです。
電気代をゼロにすることにより、二酸化炭素の排出量を減らしていくわけです。
結果的に、地球環境に優しい生活をすることができるでしょう。
目次
ゼロエネルギーにするための工夫
外から入ってくる太陽光による発熱を可能な限り避ける
ゼロエネルギーにするためにはいくつかの工夫が必要になります。
工夫の1つは、まず外から入ってくる太陽光による発熱を可能な限り避けることです。
日本では、夏場になると30度の気温を超える場所は少なくありません。
30度を超えると、必然的にエアコンをつけることになるでしょう。
そうすると、電気の消費量が増えるだけでなく電気代も普段の月よりも高くなってしまいます。
そこで、太陽が住宅の外壁に当たった場合でも、その熱が室内に入ってこないように外壁塗装を工夫していきます。
また、外からの熱を防ぐのは外壁の塗装だけではなく、壁の素材も大事になるわけです。
壁の素材を遮熱性能の高いものにすることで、室内の温度の上昇を防ぐことができます。
外壁塗装の場合と異なり、住宅を建築した後から外壁の素材を変える事は非常に大変です。
そのため、ゼロエネルギー住宅にする計画を建築前に立てた上で実行していくことが大事です。
外壁塗装の場合は、現在利用している塗料の上から熱を通しにくい塗料に塗り替えることはそれほど難しくありません。
そのため、あとから追加で施工することも可能です。
可能な限り電気代を節約するためには自家発電が重要
次に、可能な限り電気代を節約するためには自家発電が重要になるところです。
比較的気軽にできる自家発電の1つは、太陽光を取り入れた太陽光発電になります。
太陽光発電は、屋根に黒いパネルを並べて太陽光を取り入れる仕組みです。
それだけでは太陽光を電気に変えることはできませんので、パネルだけでは不十分で変換器が必要になります。
一式購入した場合1,500,000円前後のお金がかかることになります。
ただ、太陽光発電がそれほどはやっていなかった頃は同じだけの面積のパネルをしていたとしても現在2倍位のお金がかかっていました。
このように考えれば、太陽光発電は比較的少ない費用で行うことができるわけです。
ただ、太陽光発電のパネルを設置する場合でも、屋根の大きさによっては設置できないケースがあります。
小さな住宅で屋根が小さい場合には設置してもあまり効果がないケースが考えられるでしょう。
もちろん電気を作り出すことができますが、黒字に状態に転換するのは難しくなります。
太陽光発電を利用する場合、どれぐらいの時間をかければ黒字にすることができるか問題になります。
その時に、パネルの量によって異なるものの、一般的な住宅の屋根ならば10年程度で黒字化させることが可能でしょう。
つまり、太陽光発電に更新した費用は10年経過したあたりで回収することが可能です。
可能な限り電力の消費を少なくして電気代を減らすためには
ゼロエネルギー住宅にするためには可能な限り電気代を抑えることが重要になりますが、そのためには電気代を安くしなければいけません。
これは、消費する電力を減らすことが大事になることは言うまでもありません。
しかし、電化製品が増えた現代において電化製品を使わない生活をするのは難しいと言えます。
そこで、可能な限り電力の消費を少なくして電気代を減らすためには2つの考え方が存在します。
充電するものに関しては深夜の時間帯に行う
まず料金を抑えるために充電するものに関しては深夜の時間帯に行うことです。
この場合には、電気料金を支払う時深夜料金が安くなるプランに加入していることが大前提です。
深夜料金は、昼間の料金よりかなり安く、昼間使わなくても良いスマートフォンの充電やパソコンの充電等は全て夜に回すようにします。
そうすることで、1割から2割位は電気代を節約することができるはずです。
自動制御の仕組みを導入する
2つ目は自動制御の仕組みを導入することです。
これにより、家庭にある家電などを使い続けていても何割か電力の消費を抑えることも可能になりました。
昼間の時間帯などは、人が起きていることが多いため例えば冷蔵庫等はフル稼働しているはずです。
しかし、深夜の人が寝ている時間帯は冷蔵庫の中をキンキンに冷やす必要がないわけです。
そこで、深夜の時間帯はなるべく電力を消費しないよう省エネ型の仕組みを採用すれば、無駄な電気を使うことがなくなります。
まとめ
電気代を節約することができる一方で、地球環境にやさしい点で魅力的な仕組みといえます。
このように、いくつかの仕組みを合わせることでゼロエネルギー住宅を実現するとエスコシステムズから分かります。