最終更新日 2025年7月9日
人の頭髪は生きていれば伸び続ける習性を持っていますので、ある程度の長さになってくれば、切る必要が出てきます。
自分で頭髪を切ることはできますが、頭髪を美しく切るには高度なテクニックが必要であり、また、後頭部付近の頭髪は正面から見えにくいため、ほとんどの人が他人に頭髪を切ってもらうようになります。
この頭髪を切る作業を職業にしている人が、ヘアスタイリストです。
美容師とも呼ばれています。
理容師も厳密にはヘアスタイリストといえますが、どちらかといえば床屋や理容店の技術者というイメージが強くなっています。
ヘアスタイリストに頼むと、自分好みの髪型に整えてくれます。
好みがわからなければ、大体のイメージを伝えるだけで、そのテクニックを駆使しながら、顧客によく似合う髪型に仕上げてくれます。
この仕上がりの完成度が、ヘアスタイリストの技術力の目安になります。
下手な人に任せると、バランスの悪い髪型に仕上がることも多くなります。
ハサミやカミソリなどを取り扱う職業ですので、なるには資格が必要です。
国家試験に合格することで、その職業の道を歩むことができます。
試験に合格すれば、後はその人の自由な考え方で仕事を開始できます。
個人経営のヘアサロンを開業してもよいですが、技術力と集客力がものをいう職業ですので、最初から個人経営を選択する人は稀です。
まずは既存のヘアサロンに就職して、見習いからスタートするのが一般的です。
最初は先輩のお手伝いをするくらいしか仕事を任せられませんが、練習を重ねたり、職場の様子を確認し続けることで、次第にヘアスタイリストとしてふさわしい仕事を任されるようになります。
接客業でもありますので、顧客への対応の技術も必要です。
見習いとしての期間は割と長くなる傾向があり、その間に辞めてしまう人もかなり多いのが現状です。
しかし、技術が向上すれば、多くの固定客を獲得できるチャンスが広がる魅力を持っています。
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鈴木貞一郎 美容師