最終更新日 2025年7月9日
ユニセフは子供の命と権利を守るために様々な取り組みを行っており、支援が届きにくい子供を優先的にたくさんの国や地域で活動しています。
この団体では、新型コロナウイルスによって引き起こされた問題への取り組みも行っていることを知っておくと良いでしょう。
目次
暴力や虐待、ネグレクト被害を受ける子供が増えている
新型コロナは高齢者のほうが重症化しやすいと言われることが多く、子供で被害を受ける人は少ないと思いがちです。
たしかに、この病気が重症化しにくいという意味では子供は影響を受けにくい傾向にありますが、ウイルスによってもたらされた移動制限や生活環境の変化によって暴力や虐待、ネグレクト被害を受ける子供が増えています。
女の子に対しては、性的な暴力のリスクも高まっていることを知っておかなければなりません。
また、暴力などの被害に遭っていないとしても、学校で安心して学べる環境が整っていないなどと問題を抱えている国や地域が多いと言えます。
これらの問題を解決するためにユニセフは活動を行っているというわけです。
ユニセフの様々な調査や支援
新型コロナウイルスが蔓延するようになってから、ユニセフは様々な調査や支援を実施しています。
当初は予防対策の周知やマスクの支援などを行っていましたが、世界的な流行が加速していくにつれて、虐待被害の問題や教育が受けられないことに対する問題など、多種多様な問題の解決にも力を入れるようになりました。
子供たちの命を守るために実施された内容は様々ですが、流行後に栄養失調や栄養不良と診断された子供に対する適切な処置や特別なアドバイスを実施したり、家族との隔離が必要になった子供に対して代替養育の支援や心理カウンセリングを実施したりしているという実績もあります。
他にも、最低限の生活が維持できるように緊急現金給付を行ったり、政府から同様の支援が得られるように提言を行ったりしており、多様な方法で子供を守ろうとしていることが分かるはずです。
ユニセフ募金によって集められたお金で影響を受けている子供に対する支援を行っている
ユニセフは募金活動を行っており、これによって集められたお金で影響を受けている子供に対する支援を行っています。
発展途上国ではもともと支援が必要な子供が多かったのですが、病気が流行することでますます支援が困難な状況となっているでしょう。
今まで支援していた国々が病気の影響を受けることで、これまでのような支援を受けることができなくなっています。
そのため、新型コロナウイルスが拡大していない地域であったとしても、医療体制が脆弱、子供たちの命が失われてしまうような可能性がある地域には積極的に支援が行われると言えるでしょう。
病気の流行でサポートを中断せざるを得ない状況に・・・
あらゆるサポートによって子供たちを守っていますが、その一方で病気の流行でサポートを中断せざるを得ない状況になっている部分もあります。
移動制限が設けられたことで、問題を抱えている国や地域に直接足を運んで支援することが難しくなったことが主な理由であり、これによって活動を中断せざるを得ない状況に追いやられている部分もあることを知っておくべきです。
移動することができなければサポートを行うことができないと考えるかもしれませんが、現在では遠隔サービスを活用したサポートも増えています。
ユニセフの募金活動に協力しても現状では子供に起こっている問題を解決できないと考える人がいますが、色々な手段で今もサポートが続けられていることを知っておくことが大切です。
新型コロナによる影響はいつまで続くか分からない
新型コロナによる影響はいつまで続くか分からないと言われています。
先の見えないことだからこそ、少しずつでも状況を良くするために力を尽くすことが重要です。
日本でもこの病気によって思うように教育を受けることができなくなったり、家族トラブルが起こって身体的な暴力がなくても精神的な影響を受けていたりする子供が増えていました。
ですが、子供が気軽に相談できる窓口を設けられたり、政府や団体などからの支援が行われたりすることで状況の改善に繋がっていることも多いです。
今後ユニセフが世界に対してできること
世界の様々な国では、全く状況が改善されていないままの地域もあることを知っておくべきだと言えます。
今後もユニセフでは新型コロナウイルスで引き起こされた様々なトラブルに対する支援や呼びかけを行う、発展途上国などで命の危機に脅かされている子供たちを救うための活動を行う方針を示していることが分かるはずです。
世界各国の子供たちが安全な場所で安心して生活を送ったり、十分な教育を得たりするためにも、この活動は非常に重要だと言えます。
小さな行動では影響が少ないと思うかもしれませんが、10,000円の募金であれば医療従事者用のマスクが40枚以上、防護服が約9枚得られ、感染対策が不十分な地域での医療体制を整えることが可能です。
まとめ
もちろん、少額であってもそれが集まることによって十分な支援が行えるようになります。
この団体では子供のためになる活動がしっかりと行われていること、少額の協力でも大きな力になることができると知っておくと良いでしょう。
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