最終更新日 2025年7月9日
全保連の保証加入を活用しようと考えたのであれば、一体どんな審査を受けるのか気になるのではないでしょうか。
全保連の審査は他の保証会社と比較して厳しいケースが多いです。
生活保護の人や外国籍の人、年金をもらっている人は審査に通ることが難しいといえます。
ただしこれらの人たちは、連帯保証を活用することでOKになることもあります。
連帯保証人になる人は一定の条件が必要
そもそもこのサービスを利用する理由は、連帯保証人を付けない代わりにお金を支払うシステムだからです。
なので家賃保証会社に連帯保証人を付けるのはおかしな話ではありますが、生活保護の人や外国籍の人、高齢者などは緊急連絡先だけでは不安な面もあるので、このような措置が促されます。
これらの人達は、この連帯保証人がいることによって、やっと審査ができる状態になります。
連帯保証人になる人は一定の条件が必要です。
どのような条件かというと、生活保護の方は身内の人、外国籍の方は日本国籍の人、高齢者の方は子どもなどの身内です。
このような原則を条件としているので、誰でも連帯保証人になれるわけではないということを覚えておくことがポイントになります。
他にも以前家賃滞納をしてしまった人も、利用することが難しいです。
特に以前全保連を利用して家賃を滞納してしまい、部屋を退去させられてしまい、滞納した家賃を返済していないというケースは100%審査は通りません。
また他社で家賃滞納歴がある人も審査に通らないです。
なぜなら賃貸保証会社同士で情報共有に伴うデータベース化が進んでいるからです。
ただしこのデータベース化は同じ協会に属している会社だけなので、同じ協会に属していなければ家賃滞納履歴を知られることはありません。
同じ協会かどうかは、ネットで調べることができるので気になる方は確認してみるのがいいでしょう。
無職の人や学生などの人達も審査に通るのが難しいです。
しかしこの場合も連帯保証人を付けることによって審査してもらえるようになります。
どのような人に連帯保証人になってもらえればいいのかというと、毎月一定の収入がある会社勤めの知人や友人です。
親などの身内でもいいですが、その親が年金受給者の場合は審査が通りにくくなってしまうので注意が必要です。
自己破産やクレジットカードなどの事故歴がある人も、審査に通るかどうか不安なのではないでしょうか。
実は自己破産をしたり、クレジットカードの事故歴があっても審査に通ります。
厳しい審査で知られているのに、なぜ審査に通るのかというと、クレジットカードの事故歴などの情報は全保連では知ることができないからです。
他の賃貸保証会社でも同じことがいえるので、事故歴のある人は安心して利用することができます。
具体的な審査の流れ
具体的な審査の流れはどのようになっているかというと、まず電話連絡を徹底して行います。
保証加入をする際は、審査を受けるための申込書を作成することになりますが、その申込者へ審査時に連絡を入れています。
その内容は、事前に送った申込書の内容に不備がないかの確認だけなので、たいしたものではありません。
他に申込者が保証加入に同意しているかどうかの確認を行います。
審査をする際には申込者と対面で行っているわけではないので、後で申込者から加入した覚えがないと言われるのを防ぐためです。
このようなことを言われる場面が多いのが、申込者が家賃滞納してしまった時なので、この意思確認はとても重要であるといえます。
他にも審査時には、緊急連絡先や連帯保証人にも連絡が来ることが多いです。
したがって緊急連絡先や連帯保証人になってくれた方に、事前に連絡がくるということを伝えておくことがポイントになります。
何も聞いていなくていきなり電話がかかってくると、相手もびっくりしてしまうからです。
また知らない番号だと出ない人も多いので、しっかりと伝えておくようにしましょう。
こうなってしまうと通るまでに時間がかかってしまいます。
審査を受ける際には、自分の勤め先の会社名と勤め先の電話番号を記入しなければなりません。
したがって自分の勤め先にも連絡がくるようになります。
もし自分の職場に連絡されるのが嫌であれば、本人確認書類を社会保険証で対応するのがいいでしょう。
そうすればその会社に勤めていることが明らかになるので、勤め先に電話がかかってくることはありません。
これらのことが終わって可決されたら契約に進むことができます。
まとめ
有効期限があるので審査が可決してから3ヶ月以内に契約手続きを行うことがポイントです。
費用負担はどのようになっているかというと、月額に支払う賃料の30%にプラスして、保証委託料として年間1万円支払うケースがあります。
他にも月額に支払う賃料の80%を支払って年間に支払う委託料がなしのケースもあります。
契約時に余裕がない人は前者を、余裕のある人は後者を選ぶのがポイントになります。
また長期間住むのであれば後者の方がおすすめです。
関連サイト
全保連 烏川